「それぞれに味が違う」 「燗をつけたら味が変わった」レベルの自分が 偉そうに言えることはそれほどなく、 見る方が見ればなんどお粗末な感想だろうかと 本当に恥ずかしい限りである。 ただ、自分が美味しいと思ったものと 他の方が美味しいというものが一致するとは限らず、 人の好みによって選ぶお酒、 つま...
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続いてお酒をしぼるところへ。 (アコーディオン状の搾り機) いくつかのしぼり方の説明をしてくださったあと、 いよいよ「直汲」。 中島醸造さんの「直汲」は、いかに空気にふれずに しぼったお酒を瓶詰めするかにこだわっている。 しぼり始めて、杜氏が味を確認しながら 真ん中のいいところだけを直接瓶...
大きなタンクが並ぶ空間に戻るとやはり、 発酵のいい香りが立ち込めていた。 ガラス拭きワイパーを持って タンクの中に身を乗り出している蔵人さん。 衛生管理のため、 櫂で混ぜたあとに泡などが付いてしまったタンクの壁を 毎回毎回きれいにするのだそうだ。 身を乗り出しては拭き上げ、次のタンクへ。 無駄の...
続いて酒母を管理しているところへ。 ふたを開けると、 まだまだ米のつぶつぶがはっきりしているもの、 のり状のもの、泡ぶくがたくさん浮いているものなど様々。 枯らしに入ったものは氷で冷やされていた。 どろっとしていて、まるで甘酸っぱいヨーグルト。 口の中に残った米のつぶつぶが甘くて美...
時刻は朝の8時。 薄暗い建物の中に入ると、思わず深呼吸。 発酵の甘いやさしい香りが立ち込めていて心地よい。 2階へ上がり、麹を作る室(むろ)へ。 手を洗い、室の中の温湿度が変わらないようにと急いで入る。 中では4名の蔵人さんが蒸しあがったお米をほぐしていた。 かなり熱いが蒸したような不快感...