いつもお世話になります。大鋸通信VOL139を送らせていただきます
お正月気分も抜け、もっとも寒い2月に入りました。 風邪やインフルエンザなどは皆様大丈夫でしょうか?
さて、私はお正月から坂下の蔵に籠っております。 この通信が皆さまのお手元に届くころは昼夜問わず酒造りに邁進している最中だと思います。
お話は変わりますが、昨年車を運転している時のことです。
小学生の男子生徒数人が、横断歩道に差し掛かっていましたので車を停止させて渡る様手招きをしました。すると先に渡った二人は普通に渡り終えて行ってしまったのですが、その後に渡った男子生徒は渡り終えた途端、直立不動でこちらを向き深々と大きな声で
「ありがとうございました!」と御礼を言ってくれました。
同じ小学生の生徒でもこれ程違うものか。と感じた一瞬でした。
生まれ持っての性格、そして遺伝子の影響もあるかとは思いますが、やはり躾なのかな。 と、改めて「躾」の大切さを痛感致しました。 私の子供はもう大きいのですが果たしてそんな風に立ち振る舞っていてくれたのかなぁ? と不安になりました。
私も人の事を躾などと言えた柄では無いのですが、私のところのスタッフも日本人特有の武士道「礼に始まり礼に終わる」という基本をしっかりとできているでしょうか。(信じておりますが...)
そして、今造っているお酒も我が子同然の気持ちで仕込んでおります。
いずれにせよ、躾、教育としっかり基礎を学んだ人とそうでない人では差が出ます。
新年早々ですが、改めて中山道大鋸のスタッフ一同、「商品のお届け」の他に、「目配り」「気配り」「心配り」出来るよう、今年も努めて参る所存です。
また、出来上がるお酒もそんな気持ちの入ったお酒になればと夢を見つつ、日々取り組んで参ります! どうぞよろしくお願い致します。 大鋸 伸行